12月30日、毎年の恒例行事「餅つき」をしました。
スーパーやホームセンターに行けば、鏡餅や切り餅などは売っていますが、私は買った事がありません。
まず、一回分3升のもち米(自家製)を前日から水に浸し、かっこいいストーブに釜をセットして蒸します。
子供たちは朝から『早く餅つきがしたい!』と釜を覗きながら待ちきれない様子。
蒸しあがったら臼に移して、杵で米を練ります。(杵でついても飛び散らないように)
そしたら子供たちの出番。
うちの杵がやたら重いので、子供には持ち上げられないようですが、とても喜んでいました。
あまりつきすぎるとお餅の伸びが無くなってしまうし、水が少なすぎても硬く出来上がってしまいます。
ちなみに、この臼と杵は手作りのもので、爺さんが子供のころから使っている物です。
お餅になったら今度は成形。
板の上に片栗粉をまぶしてお餅を伸ばし、まずは鏡餅を作るのですが私の地域では上にミカンを乗せません。
3段に作るのですが一番上を「おぼこ」と呼び、小さいお餅の団子を乗せます。
おそらくミカンが手に入らなかった地域の風習なのでしょう。
この「おぼこ」。正月が過ぎたらカラスにあげるのですが、女性は食べない方が良いとされていて、女性が食べると7人の子宝に恵まれるそうです。(うちのばあちゃん曰く)
残ったお餅は食べやすい大きさに切って出来上がり。
昔はくるみやゴマをすり鉢で擦ったりしたものですが、今ではばあちゃん特製の「あんこ」でおいしいお餅をいただきました。
機械でついたお餅とは違い、多少粒の残ったお餅は舌触りも良くおなかいっぱいになりました。