ログハウスの神様と言われる”B・アラン・マッキー”
気候や風土などによって、世界各地で家の材料、形状は異なります。
よく西洋建築と日本建築の違いを『石』と『木』に置き換えますが、西洋では石やレンガで壁をつくり居間、寝室、台所など独立した空間をつくりあげ、シャンデリアを飾るなどインテリアに『美』を求めてきました。
日本では、私の家もそうなのですが木で柱を建て、壁のない空間を障子で仕切り、布団を敷けば寝室、障子を外せば人が集まる宴会場となるなど流用性を重視し、庭などのエクステリアに『美』を求めてきました。
現在では法律の問題はあるものの、どんな土地でも自由に材料を使い、家をひとつのファッションとして建てることが出来ます。
西洋にしろ、日本にしろ、家は人がその土地で自然と共存していく為に自然から分け与えられた物で作り上げてきた文化の結晶であり、どちらも素晴らしい文化だと思っています。 それではログハウスはどうか?
北欧やカナダで発展してきていることから、身近にある木を材料として、外敵と寒さから身を守るのに丸太は重要な役割を果たしてきました。また、室内のアーチカットやトラスに『構造美』を求めるようにログハウス自体に『美』があり、そして古代から木を使って家を建て、木材の豊富な日本の環境にも最適なのではないかと私は考えています。
私がログハウスに興味を持たせた理由の一つに、ログハウスの神様と呼ばれるB・アラン・マッキーの言葉があります。
ログハウスの魅力
①ログハウスはひとつの芸術であり、住むものを最も満足させる家である
②ログハウスは雨や雪から壁を守ってくれる軒があれば、コンクリートに匹敵する耐久性がある
③ログハウスは現金やローンの代償として得るものものではなく、労働と工夫により手に入れることが可能な唯一の現代建築である
メーカーに頼めば確かに高価な家になり、選択に私も悩んでしまうでしょう。しかし、全てに於いてログハウスが完璧ではないにしろ、金銭的なものを理由にこの夢を諦めたくはない。